海街diary(二階堂の鬼)

吉田秋生さん作品。是枝映画にもなった海街diary。マンガ海街diary1『蝉時雨のやむ頃』134ページ「二階堂の鬼」があります。二階堂には「紅葉が谷(もみじがやつ)」と呼ばれる地区があります。地図に載っていない地名「それどこ??」とかなったりしますね。作品の中の「二階堂の鬼」の「鬼」は、大塔宮で毎年行う「薪能(たきぎのう)」のお面を被った鬼のことを指しています。大塔宮の裏も山。夜は静まり返り「鬼」がいてもおかしくないくらいの静かなところです。

 

「紅葉が谷」の裏山には大紅葉が群生しています。「獅子舞」と呼ばれているところです。新緑の季節は緑に覆われ、気持ちの良い空気が流れています。上記写真は6月に撮影したものです。

174ページにすずちゃん含む3人が寝転ぶシーンが描かれています。彼らはこの大木紅葉を見上げています。ふと「もみじって血の色に似てる」とすずちゃんが呟きます。秋になると紅葉の群生が真っ赤に色づきます。

大塔宮から瑞泉寺に行くまでの間をちょっと入ると(ちょうど大塔宮裏のテニスコートの前)、161ページに描かれている紅葉と橋があります。ここで「肉のナカムラ」で買ったコロッケを3人は食べたのですね。

 

  

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